3年間にわたり調理を学んだ大分市内の高校生が卒業を前に、保護者への感謝の気持ちを込めて料理をふるまいました。
大分市の楊志館高校の調理科では毎年この時期、卒業を控えた3年生が保護者感謝の会を開催しています。会は2日間、2つのグループに分かれて実施されます。

15日は24人が若鶏のポワレとサーモンのムニエルをメインとする洋食の弁当を調理し、保護者にふるまいました。
3年間にわたり和食・洋食・中華料理の基礎学んだ生徒たち。保護者はその成長をかみしめながら、料理を味わっていました。
(生徒)「ちゃんとこうして食べてもらえてうれしい」「お母さんの影響で料理を始めたりしているので感謝の気持ちがいっぱい」「これからは自分で自立して頑張っていきたい」

(保護者)「いろいろあってやっとこの日が来たと思ったらうれしい」「もう本当に社会人になるんだなっていうのをきょう実感した」
3年生は卒業と同時に調理師免許を取得し、県内外のホテルやレストランへの就職や栄養士などを目指して進学することになっています。