家計を直撃「値上げ」の話題です。10月はおよそ6500品目とことし最大の値上げラッシュが予想されています。県内でも値上げ前に買いだめしようと大勢の人が爆買いに繰り出しています。

砺波市のスーパー・シマヤ。平日のお昼時にもかかわらず多くの客が訪れています。そのお目当ては…ビールの箱買い!その訳は…。

買い物客:
「10月から値上げがあるもんで…」

記者:
「こちらのお店には来月からの値上げを知らせるポップが貼り出されています」

ビールなど酒類を販売する大手4社(アサヒ・キリン・サントリー・サッポロ)が軒並み値上げを発表。

原材料や輸送費の高騰から、ビールをはじめとするアルコール飲料の卸売価格を来月出荷分から値上げします。

買い物客:
「(ビールを)普通は箱では買わないです、だいたい6個入りのやつ」

買い物客:
「私は酒しか分からんけど、家内が相当高くついた」

記者:
「この機会にお酒減らす?」

買い物客:
「ない」

シマヤ砺波店 豊田悟店長:
「昨年の同時期に比べても約1.5倍ぐらいの売り上げですし、今週に入って特に2倍くらい昨年に比べると売り上げの増加で、お客様も特に箱モノ、ケース買いですね。ケース買いの頻度がかなり増えているように思います」

こちらの店では、値上げ前の書き入れ時にあわせ、レジカウンターのすぐそばに酒類販売の特設コーナーを設置。

シマヤ砺波店 豊田悟店長:
「ポップの通り、10月1日からメーカー出荷価格が値上げということで、買うなら今と!」

なかにはこんな人も…。

記者:
「缶のお酒を次々とカゴに詰めていきます、すごい本数です」

買い物客:
「値上げ、10月1日から値上げって。小さな抵抗、いや~痛い、年金だけやから、唯一の楽しみや」

10月以降も収まることをしらない値上げラッシュ。帝国データバンクの調べによりますと、値上げされる食品は6500品目を超え、ことし最多。年内ではすでに2万品目以上が値上げされることが決まっています。先の見えない物価高。家計への影響も続きそうです。