南海トラフ巨大地震では、最大9メートルの津波が予想されている、三重県鳥羽市の離島、答志島。小中学生が、地震が発生した際の避難所生活などについて学びました。

(教諭)
「きのう地震あったね。南海トラフとかも言われたけど、みんな大丈夫だった?」
この防災学習は、地域防災に詳しい三重大学の川口淳教授を招いて行われ、答志島の小中学校に通う児童・生徒あわせて46人が参加しました。


児童・生徒らは巨大地震が発生した後、避難所でのトイレにまつわる問題や集団生活における課題などについてそれぞれ意見を出し合い、避難所で『自分たちにできること』を話し合っていました。
(グループワークの児童・生徒)
「(避難所には)自分のスペースがない」
「ごみを出さないことは大切だけど、水も使えないから紙皿など使うことも大事」
(川口淳 三重大教授)
「きのうのような臨時情報は当たり前に頻発するものだと思って、そういう心構えをこどもたちを中心に、保護者、地域で持てば乗り越えられる力がつく」

