家計クライシス。原油高や円安の影響は甲州名物にも…。
書き入れ時の年末年始を前に甲府市の会社は頭を悩ませています。
かいや 中村敏 社長:
すべてのコストが上がっているので非常に厳しい状況です。
山梨県甲府市にある「かいや」。

看板商品は甲州名物の「あわびの煮貝」です。
このアワビ、9割をオーストラリアや台湾、韓国などからの輸入ということで、このところの円安で仕入れ価格が高騰しています。しかし・・・
かいや 中村 社長:
年内は我慢するしかない。

販売価格に転嫁できない理由がありました。
かいや 中村 社長:
ドル建てで買っている商品がたくさんあるので、チリのアワビとか韓国、台湾とかも同じように15~20%くらい値段が上がっている状況。それ以外にも運送コスト、重油の値段も高くなっている。
円安で仕入れ価格が高騰。

影響が出始めたのは2022年の春からでした。
「あわびの煮貝」はお節やお歳暮で需要が増えるこれからの時期が書き入れ時。
販売価格に転嫁したいところですが・・・
