竹富町の黒島で12日、県内のトップを切ってことし最初の子牛の競りが開かれ、1頭100万円を超す高値がつきました。しかし、平均価格は安値のままで厳しいスタートとなりました。


初競りの前に、JAや竹富町の関係者などが出席してセレモニーが開かれお神酒と塩をまいてことし一年の高値での取引を祈願しました。

このあと農家が愛情を込めて育てた生後9か月から1歳未満の子牛などおよそ120頭が競りにかけられ、九州などから訪れた購買者が次々と落札。なかには1頭100万円を超す取引もありました。



黒島肉用牛生産組合 下地太組合長
「初競りということで、若干平均価格は上がったと思うんですけど、依然として厳しい状況が続いていて今年も厳しい状況が続くと思っています。黒島に特化した国や県の支援策も講じていただきたいなと思います」

平均価格は44万円あまりで去年の初競りをわずかに上回ったものの依然として安値がつづいていて、エサ代の高騰も重なり畜産農家からは厳しい声が聞かれました。