【全国】「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第6号」
2025年01月10日04時56分 気象庁発表

日本付近は、11日にかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に引き続き、大雪となるでしょう。また、10日は非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込みです。大雪による交通障害、暴風雪、高波に警戒してください。

[気象概況]
 日本付近は、引き続き、強い冬型の気圧配置となっています。
 日本付近は、10日は強い冬型の気圧配置が続き、北日本や東日本の上空約5500メートルには、引き続き氷点下30度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。また、11日は冬型の気圧配置は次第に緩みますが、午前中を中心に強い寒気の影響が残るでしょう。このため、日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達するでしょう。

[雪の予想]
 北日本から西日本では11日にかけて、大雪となる所があるでしょう。
10日6時から11日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  北海道地方  40センチ
  東北地方   60センチ
  関東甲信地方 50センチ
  北陸地方   60センチ
  東海地方   50センチ
  近畿地方   60センチ
  中国地方   60センチ
  四国地方   15センチ
  九州北部地方 10センチ
その後、11日6時から12日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  東北地方   20センチ
  北陸地方   40センチ
  近畿地方   20センチ
  中国地方   15センチ

[風の予想]
 北日本では10日は、雪を伴って非常に強い風が吹く所があるでしょう。
10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  北海道地方  20メートル (35メートル)
  東北地方   20メートル (30メートル)

[波の予想]
 北日本から西日本の日本海側では10日は、大しけとなる所があるでしょう。
10日に予想される波の高さ
  東北地方   6メートル
  北陸地方   6メートル うねりを伴う
  近畿地方   6メートル うねりを伴う

[防災事項]
 大雪による交通障害に警戒し、着雪やなだれに注意してください。また、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
 冬型の気圧配置や寒気が予想よりも強まった場合は、暴風雪や警報級の大雪、高波となる地域が広がる可能性があります。