急激に拡大しているインフルエンザ。岡山県で1週間当たりの患者報告数が過去10年で最多となったことが分かりました。

流行を食い止めようと、岡山県医師会が会見を開き、予防策の徹底を呼びかけました。


(街の人)
「流行っていますね。私も罹りました。12月31日ですね。正月ずっと寝込んでいました。職場も多いですね。結構流行っているんで。休みの人たくさんいます」

「アルバイトの子、20人くらいいるけど、インフルエンザは10人くらいいるかな、半分くらい」

多くの人が流行を身近に感じているインフルエンザ。岡山県では、先月(12月)29日までの1週間に1医療機関あたりの患者数が前の週の約2倍の63.76人となり、過去10年で最多を記録しました。

岡山県では先月26日、香川県ではきょう(9日)、インフルエンザ注意報を警報に切り替え、県民に注意を呼びかけています。

(岡山県医師会 松山正春会長)
「前回、10年前ですかね、新型インフルエンザが起こった時のようなインフルエンザということで、ここはなんとか阻止していかなきゃいけないと」

流行の拡大を受け、岡山県医師会は急遽、記者会見を開きました。年末年始以降、医療提供体制が逼迫していることに触れ、基本的な感染対策の徹底を呼びかけました。

(岡山県医師会 神崎寛子副会長)
「手洗い、手指消毒、うがい、マスクの着用。特に人ごみの中に入るときには、やはりマスクをされたほうがいい」

医師会では、今シーズンのインフルエンザは特に重症化しやすいと見ており、異変を感じた際は早めの受診をと呼びかけています。