去年、県内で倒産した企業の件数は54件で、負債総額は54億7900万円に上り、いずれも前の年より増加しました。

東京商工リサーチ沖縄支店が発表した負債総額1000万円以上の企業の倒産件数は去年県内で54件となり、前の年より14件増えました。また、負債総額も54億7900万円と、前の年より20億8100万円増えています。

ただ、負債総額10億円以上の大型倒産は2年連続でゼロとなり、負債総額は過去4番目に低い水準となっています。業種別ではサービス業が22件と全体の40.7%を占め、次いで建設業11件、小売業7件、情報通信業6件などとなっています。

今年の見通しについては、人手不足や物価の高騰により賃上げの機運が高まる中、価格転嫁しづらい小規模企業などは人材の確保が困難となり、倒産件数は増えることが予想されるとしています。