今シーズン最も強い寒波が襲来です。愛媛県内は、10日にかけ中予と南予の山地を中心に大雪となり、平地でも雪が積もるおそれがあり、気象台が注意を呼びかけています。

荒木優汰記者
「昼前の久万高原町内です。先ほどから雪が強まってきていて、視界が悪くなってきています」

気象台によりますと、冬型の気圧配置によって四国の上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、愛媛県内は10日にかけて中予と南予の山地を中心に大雪となり、平地でも雪が積もるところがある見込みです。

午後3時現在で1センチの積雪を観測した久万高原町内では、8日朝、冬休み明けの子どもたちが元気に登校していました。

男子児童
「とても寒かったので二度寝したかったです。今年はかまくらを作りたいです」

また、融雪剤をまく作業に追われる人も…。

久万高原町建設課の職員
「大型トラックが立ち往生したということで、路面凍結防止剤をまいてほしいと連絡があったので、一般車両にも影響を及ぼすので早急に対応した形です」

ドライバーがタイヤにチェーンを取りつける様子も見られました。

また、松山市でも初雪を観測しました。平年と比べ20日遅く、昨シーズンと比べ22日遅いということです。

県内は10日にかけて冬型の気圧配置が強まり、9日午後6時までの24時間に、中予・南予の多いところで、山地で30センチ・平地で1センチ、その後24時間に、山地で30センチ・平地で5センチの雪が予想されています。

気象台は、雪や路面の凍結による交通への影響、また倒木などに注意するよう呼びかけています。