海で進む異変、「磯焼け」。ウニなどが海藻を食べ尽くす現象で、「海の砂漠化」とも呼ばれます。この厄介者のウニに、廃棄される食材をエサとして与え、商品化しようという取り組みが始まっています。
◆海が「砂漠化」している?

福岡県糸島市沖の玄界灘に浮かぶ姫島。周辺の海では、ここ数年ある異変が目立つようになっています。

漁師「昔はもう、波止の中やら生えよりましたばってん……全然生えん」「かなり深刻ですね。もう数年になりますけどね、どんどん波打ち際から広がって」
波打ち際から広がる「白い海」。海藻が姿を消して岩が目立つようになり、海の砂漠化と呼ばれる「磯焼け」が起きているのです。九州大学は、この海の変化を捉えようと調査を続けています。

九州大学 三納正美准教授「全国的に(磯焼け)していない場所はないんじゃないかというくらいの報告は上がっています。特に糸島の周辺、姫島の西側・南西側がひどいと聞いていましたので、どういう状況になっているか確認していこう、と」














