静岡市清水区の大規模な断水は、発生から9月28日で5日が経ちました。清水区では9月30日にかけて、生活用水から供給されていく予定で、28日は庵原地区の3600戸で水が出始める見込みです。

<庵原地区の住民>
Q.まだですかね?
「まだ来てないですね」


28日午前、庵原地区の住民は水を待ちわびていました。静岡市では9月27日から徐々に生活用水の供給が始まっていて、28日は庵原地区の3600戸で水が出始める見込みです。

<伊豆川洋輔記者>
「取水口の中はかなり多くの土砂が入っているのが分かります。現在、自衛隊による手作業での撤去作業が進められています」


大規模断水の原因となっている興津川の取水口では、陸上自衛隊員25人が夜通しで、取水を妨げている流木や土砂を撤去しました。

<近江由佳アナウンサー>
「きょうの興津川の取水口に来ています。取水口の中をみますと、スムーズに中に水が入っているのが分かります」


静岡市は生活用水の供給を段階的に進めていく計画で、めどについては区内を6つのブロックに分け、最も遅い富士見ヶ丘ブロックは9月30日からとなる見通しです。


断水していたエリアで出始めている水について静岡市は「トイレなど最低限の利用にとどめてほしい」としているほか、風呂など口や目、粘膜に触れる使用方法は避ける、給湯器や浄水器などに入ると機器が傷むおそれがある、などの注意を呼びかけています。