“東京2025世界陸上”が今年、9月に開幕する。日本では07年の大阪大会以来18年ぶり3回目の“世界陸上”開催となる。その舞台に番組キャスター・高橋尚子(シドニー五輪女子マラソン金メダリスト)、小川彩佳キャスター、藤森祥平キャスターの3人が開幕を待ちきれず、イチ早くアスリートの見る景色やスゴさを体感する取材に臨んだ。
まさかの名シーン再現からスタート
国立競技場に帰ってくるのは34年ぶりで、長嶋茂雄さんが100mを世界新記録(9秒86)で優勝したカール・ルイスに「ヘイ、カール!」と声をかけた1991年大会以来となる。

意気上がる高橋キャスターは入り口前でさっそくの臨戦態勢に…

高橋尚子:
ということで…
藤森祥平:
サングラスだ!まさか、これは…
高橋:
さぁ、みなさん、行きますよ。さぁ、行きましょう(サングラスを投げ捨てる)
藤森:
シドニーの伝説が!

※シドニーの伝説…00年シドニーオリンピック™女子マラソンで高橋尚子選手が終盤“サングラスを投げ捨てた”後、ラストスパートを敢行し見事優勝を決めた。
“ANDONホール”からスタジアム内へ
まず競技場内に向かう前に表彰式前に選手が待機する場所“ANDONホール”を訪れた一行。
藤森:
普段、なかなか見られないバックヤード(舞台裏)。緊張感がありますね。
小川:
本当に選手の皆さんの思いが感じられるようで、気持ちが高ぶってきます。

高橋:
想像してください。静かな所から今度は約6万8000人※の観客の声が一気に拡がるというのを思って、スタジアムに入ってください。
※6万8000人…国立競技場は2019年11月30日竣工。6万7750席(車いす席 約500席)
藤森:
聞いただけでゾっとしますよ!
高橋:
(スタジアム内に案内しながら)ここを抜けると、一気に観客の声がワァーっと。
小川:
すごい。

高橋:
歓声と拍手と空気が震えているような感じで迎え入れられて貰う…東京五輪はどの種目も無観客でした。ここにワァーっと観客が入ってきた時、全く違うものになると思います。