宮城県内で唯一、石巻市で営業していたイトーヨーカドーの店舗が5日、28年の歴史に幕を下ろすことになり、閉店を惜しむ市民が買い物に訪れました。

最後の営業日を迎えた「イトーヨーカドー石巻あけぼの店」では、午前9時の開店に合わせ、多くの市民が足を運びました。

石巻市民:「開業当時から世話になっていて残念。値段のわりに品物が良いのでよく利用していた」
石巻市民:「今後もあってくれればと思っていたが仕方がない」

石巻あけぼの店は1996年に開店し、震災で被災しながらも営業を続けるなど地元の人たちの暮らしを支えてきました。しかし、去年2月、セブン&アイ・ホールディングスは、経営改革の一環として東北からの撤退を表明していました。

石巻あけぼの店は今年3月ごろ、同じグループのヨークベニマルに引き継がれ、新しい店舗がオープンする見込みです。