岩手県は5日、軽米町の養鶏場で高病原性の疑われる鳥インフルエンザが確認されたとして、飼育されている食肉用のニワトリ約5万羽の殺処分を開始しました。

県は5日、達増知事を本部長とする対策本部を開催して対応を協議しました。
県によりますと、4日軽米町の養鶏場で死んだニワトリが増えていると通報があり、遺伝子検査の結果、5日午前9時、高病原性の可能性が高い鳥インフルエンザと判定されました。

対策本部会議終了後に行われた県の記者会見

県はこの養鶏場で飼育されているブロイラー約5万羽の殺処分を開始した他、半径3キロ以内にある2農場の約17万羽の移動を制限、半径10キロ以内にある65農場の約383万羽と卵の搬出を制限しています。
県内の養鶏場で高病原性の疑われる鳥インフルエンザが確認されたのは、盛岡市の農場に続いて今シーズン2例目です。