26日午後、富山県南砺市の平から利賀村へと続く山間部の市道で、大規模な土砂崩れが起きました。市道は通行止めとなっていて、復旧のめどは立っていません。

記者:
「南砺市の平地区から利賀へと向かう市道です、こちら大規模な土砂崩れのよって道路がふさがっています」

大きく崩れた斜面に、根元から折れ曲がった電柱。26日午後2時半ごろ、南砺市高草嶺(たかそうれい)の市道で山側の法面が崩れる大規模な土砂崩れが起きました。

崩落は幅およそ37メートル、高さおよそ30メートルにわたっていて、設置されていた落石防護柵は変形し、斜面の樹木ごと崩れた土砂やがれきなどが道路を覆っています。

警察などによりますと崩落によるけが人はなく、住居などへの被害も確認されていません。一夜明けた27日は朝から市の職員らが現場の状況を確認し、復旧作業に向けた対策を検討しました。

復旧のめどは立っておらず、南砺市下出(しもで)から利賀村阿別当(あべっとう)までの5.7キロが通行止めとなっています。