平和や人権を重視する政策を推進し、ノーベル平和賞を受賞したアメリカのカーター元大統領が29日、南部ジョージア州の自宅で亡くなりました。100歳でした。
非営利組織「カーターセンター」は「カーター元大統領が29日、ジョージア州の自宅で家族に見守られながら静かに息を引き取った」と発表しました。
歴代の大統領経験者として最高齢となる100歳でした。
カーター氏はピーナッツ農家出身で、ジョージア州の知事を務めた後、1976年に民主党から大統領選挙に出馬し、第39代大統領に選出されました。
1978年には長年対立していたエジプトとイスラエルの間に和平をもたらす「キャンプデービッド合意」を主導するなど、平和や人権を重視する政策に力を入れました。
再選を目指した1980年の大統領選で共和党のレーガン氏に敗れましたが、退任後の1994年には核疑惑が浮上した北朝鮮に大統領経験者として初めて訪問し、緊張緩和に貢献。こうした活動が評価され、2002年にはノーベル平和賞を受賞しました。
その後も平和を推進する民間外交に積極的に取り組んできましたが、去年2月以降、自宅で終末期のケア=ホスピスケアを受けていました。
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