朝晩の冷え込みが強まりこれから本格的な冬を迎えます。電気代が高騰する一方で、寒い冬は、部屋をあたためるために様々な暖房器具を使います。ちょっとした工夫で大きな節約につながるエアコンの賢い使い方を家電のプロに聞きました。

部屋を一気に暖かくしたいと思って温度設定を高くすることはありませんか?しかし、エアコンの温度を1℃上げると、電気代が10%もアップしてしまうといわれています。つまり、2℃、3℃と設定温度を上げると20%、30%と電気代が上がるのです。

ジョーシン富山本店の担当者は、設定温度を上げる前に、まずやってほしいことがあるといいます。

ジョーシン富山本店・太田真明さん:「節電方法は、やはり湿度です。湿度を上げるとあたたかく感じられます。同じ25℃の温度設定でも、湿度25%の時と湿度55%の時だと、湿度が高い方が顔や手の指先近くまであたたまっていることが分かると思います」

暖房を使うときには「湿度」が大きなカギをにぎっていたのです。湿度をあげるには加湿器を使ったり洗濯物を部屋干しするなど簡単なことでOK。肌やのどの乾燥を防ぐだけでなく節電にも役立つのです。