◇立ち上った大量の煙…這うように逃げる女性

突然、大量の煙が立ち上った札幌すすきの(11月26日午後)HBC情報カメラ

    

   

11月、札幌すすきののバーで起きた爆発火災です。どれだけ被害が広がるかわからないような、無差別的ともいえる犯行。背景にあったのは、元交際相手に対するDVでした。

ススキノに立ち昇る大量の煙。路上には、女性が這うようにしてビルから離れようとしています。

事件現場となったビル前の路上(11月26日・札幌すすきの)HBC情報カメラ

堀内大輝アナ
「消防隊が、近くの消火栓からホースを伸ばして煙が出ているビルに向かっています」「駅前通り、すすきの交差点から少し南に入ったところです。消防車がたくさんいて道を埋めています」


11月、札幌市中央区南5条西3丁目の6階建てビル、2階のバニーガール姿の女性が接客するガールズバーで、爆発が起きました。

堀内大輝アナ
「けがをしたとみられる人が、いまビルの中から出てきまして、運ばれていきます」「服が少し焦げていたように見えました」

◇火をつけた疑いの男性(41)は約3週間後に死亡

 この爆発で、店内にいた男性客2人と、20代の女性従業員が全身にやけどを負いました。警察は火をつけたとみられ、意識不明の状態で病院に運ばれた、41歳の男性の回復を待ち話を聴く方針でした。


しかし、事件から約3週間後、それは叶わぬ事態となります。

三栗谷皓我記者
「男性は重度の火傷を負い、病院で両足を切断するなどの治療を受けていましたが、敗血症が悪化し、容体回復の見込みはたたなかったということです」


死亡したのは、札幌市東区の建設業・久保裕之社長41歳です。

  警察が容疑者とみている久保裕之社長(41)は死亡