餅が詰まったときにすることは

首を押さえる「チョークサイン」を出しているとき、声を出せないとき、顔色が急に真っ青になったときなどは、食べ物などで気道が塞がれていることが疑われます。
そのようなときは大きな声で助けを呼び、119番通報とAEDの搬送を依頼し、すぐに気道異物除去を始めます。
周りに人がいないなど誰も来ない場合は、119番通報とAEDの搬送はせずに直ちに気道異物除去を始めてください。
呼びかけて反応がある場合は
(1)咳をすることが可能であれば、できる限り咳をさせる
(2)咳もできずに窒息しているときは、背部叩打法を行う
背部叩打法
【傷病者が立っている場合や座っている場合】
傷病者の背中側から、片手の手のひらのの付け根で、両側の肩甲骨の間を数回以上強く叩きます。
【傷病者が倒れている場合】
傷病者を手前に引き起こして横向きにし、自分の足で傷病者の胸を支え、背部を叩きます。
【呼びかけに反応がない場合や反応がなくなった場合】
ただちに心肺蘇生を開始してください。
富山市消防局によりますと、管内の去年1年間の餅による窒息事故の消防への通報は去年1月が3件、ことし1月は4件だったということです。