38人が死亡したアゼルバイジャン航空機の墜落をめぐり、ロシア軍の防空ミサイルによる誤射が原因との見方が強まる中、アゼルバイジャンではロシアの責任を問う声が出ています。
ロイター通信は26日、アゼルバイジャン政府関係者の話として、旅客機はロシア軍の防空ミサイルの攻撃を受けて墜落したとする暫定調査結果が出たと報じました。
旅客機が向かっていたロシア南部チェチェン共和国では当時、ウクライナのドローン攻撃があったとされ、上空では電子戦の影響で通信がまひしていたということです。
ロシア軍による誤射との見方が強まる中、アゼルバイジャンの議員は26日、地元メディアに対し「ロシアは攻撃を認めて謝罪すべきだ」と語り、関係者の処罰や被害者への補償が行われなければ、両国関係は悪化する可能性があると指摘しました。
一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、議員の発言を把握しているとしたうえで、「調査が完了するまで何らかの評価を下すべきではない」としています。
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