若い人に漆器のことを知ってもらうため、二瓶さんはワークショップにも力を入れています。ただ作るだけでなく、漆が貴重な素材であることや、どんな人たちが関わって作品が出来上がるのかなど、説明をする時間を大切にしています。

松井アナウンサーも、説明を聞いたうえで絵付け体験をさせてもらいました。デザインは、自由。自分の趣味である「カメラ」の絵を書くことにしました。どんな絵付けでも、ここで作れば会津漆器です。

絵付け体験をする松井綾乃アナウンサー


従来のデザインに捉われない二瓶さんならではのワークショップ。細い筆で丁寧に絵付けを進め、およそ30分で完成です。

松井アナ「なんとなく漆器って遠い存在っていう感覚がどこかにあったりしますけど、自分で作ってみると身近に感じますね」

松井アナ作・カメラを描いた会津漆器


長い間受け継がれてきた会津漆器。新たな風を吹き込むことも伝統を守っていく方法のひとつなのかもしれません。