インスタグラムを通じて知り合った人物から勧められた投資話を信じた男性が現金1000万円以上をだまし取られる事件がありました。警察はSNS型投資・ロマンス詐欺として捜査しています。
被害にあったのは長崎県雲仙市に住む男性(60代)です。
警察の調べによりますと、男性は今年10月、SNSのインスタグラムを通じて「大島由美」と名乗る人物とLINEでメッセージをやり取りするようになりました。
すると「大島」から男性に対し「私は住友商事のアナリストで、会社の資本金で投資、運用を行っている」「簡単に利益を上げることができるので、あなたも一緒に投資を始めませんか」などとメッセージが届き、男性は「大島」に勧められた投資用のアプリをインストールしたということです。
その後、男性が「大島」から指定された口座に金を振り込むと、アプリ上の画面に振り込んだ金額に上乗せした金額が表示されたため、男性は本物の投資と信じてしまい、翌月までの間に5回に分けて現金計1141万円を振り込み、だまし取られたということです。
警察によりますと、こうしたSNS型投資・ロマンス詐欺は昨年下半期以降全国的に急増していて、警察は「投資で絶対儲かる」などとして金を振り込むよう指示された場合は詐欺を疑うよう呼びかけています。













