JR四国が今年8月から取り組むサーモンの陸上養殖事業が第一弾の出荷にこぎつけ、来月(1月)、香川県高松市のホテルで料理が提供されることになりました。
こちらが、JR四国が手掛けた陸上養殖のサーモンです。「ミルクサーモン」と名付けられました。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「サーモンのエサに粉ミルクを混ぜて与えているということでありまして、臭みがなく脂が少ないあっさりとした味わい、でありながら甘みと旨味があるサーモンに育てている」
鉄道事業以外での収益の拡大を目指すJR四国が、陸上養殖に取り組む熊本県の会社の協力を得て初めて一次産業にのりだしたものです。
今年8月、熊本県八代市にいけすを6基導入し、養殖を始めました。第一弾として150匹程度を順次出荷。来月10日から、JRホテルクレメント高松のレストランで、ミルクサーモンを使った料理が提供されるということです。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「非鉄道事業につきましては、本当に終わりがないととらえています。いろいろビジネスチャンスがまだまだあると」
今後は四国内での展開を目指し、今年度中に養殖用地を確保したいとしています。