つぎ込んだ予算は30億円 なぜワクチン打たない?

名古屋市では、1回目、2回目の接種率が92%とかなり高く推移したが、その後は担当者曰く「接種疲れ」からか、接種率は急降下し、7回目では34%まで下がっていた。

それでも、30%台半ばの接種率を保っていたため、ここまでの低調ぶりには困惑していたのであろう。なにせ名古屋市は24万人の接種を見込んでいて、30.5億円の予算をつぎ込んでいたのだから。

これは名古屋市だけの傾向なのだろうか?厚労省に聞いてみた。当初国は対象となる高齢者の8割にあたる3002万回分を供給し、高齢者らのワクチン接種のニーズに備えていた。しかし、蓋を開けてみると、11月22日までで接種されたのは581万回で、接種率は16%と決して高いとは言えず、かつてのような接種意欲が無くなっているようだった。