秋田県は23日、秋田市で特定外来生物の「セアカゴケグモ」を確認したと発表しました。県内2例目で、見つけた場合は毒に注意するよう呼びかけています。
(画像は県提供)

22日、秋田市内の自動車関連事業所で死んだ状態で見つかったクモ1匹について、県はセアカゴケグモの雌と特定しました。

セアカゴケグモはオーストラリア原産で、日本では1995年に大阪府で初めて確認されました。環境省が特定外来生物に指定しています。
体長はオスが5ミリ前後、メスが1センチ前後で、メスのみ毒を持っています。
昆虫など餌が豊富なところに生息し、排水溝の側面やふたの裏、植木鉢の裏、ブロックやフェンスの隙間で見つかることが多いとされています。

秋田県内では2024年8月31日に横手市の自動車販売店で見つかったクモが、初めてのセアカゴケグモの確認でした。



セアカゴケグモにかまれると、痛み、熱、かゆみ、赤みなどが生じ、まれに脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間続くことがあります。

秋田県自然保護課は「セアカゴケグモに攻撃性はないが、毒を持っているので見つけた場合は素手で触らないように」と呼び掛けています。