西原町から宜野湾市のアメリカ軍住宅地区跡地へ移転する琉球大学病院が公開されました。

琉球大学病院が移転するのは、2015年に返還された宜野湾市喜友名のアメリカ軍西普天間住宅地区の跡地です。

新しい琉大病院は地上14階建て、24時間体制で重症患者を治療するICU=集中治療室が拡充され、手術をしながらX線撮影が行える「ハイブリッド手術室」も設置されるなど最先端の医療提供体制が構築されました。

小児科の待合室には、沖縄県出身のアーティストによるイラストが描かれているほか、病院の高層階には宜野湾市を一望できる休憩室も設計されています。

▼琉球大学病院・大屋祐輔病院長
「県民の期待に添えるように沖縄県の地域医療の向上のために頑張っていきたい」

琉球大学病院が移転する西普天間地区跡地は2015年にアメリカ軍から返還された土地で、琉球大学が地権者から土地を取得し2021年から工事を進めてきました。

来月移転する琉大病院は、年明けの1月6日から外来診療を開始し、敷地内には琉大医学部も併設され人材の育成や先端技術の研究施設としても活用される予定です。