今月13日から警察官をかたって現金をだまし取る特殊詐欺が県内で相次いで発生し、詐欺と疑われる電話が数多く確認されています。
警察によりますと今月19日、石垣市に住む60代の女性に県外の警察官をかたる人物から電話がありました。
この人物は半グレを逮捕したところ、マネーロンダリングの口座に女性名義のものがあり、逮捕状が出ているなどと不安をあおった上で「手続き補償として195万円を振り込めば逮捕しない」と女性に迫り、195万円を振り込ませました。
また、18日にも県外の警察官をかたる人物が、宮古島市に住む20代の男性に架電。
詐欺事件で男性の口座が使われているとして「紙幣番号確認のため口座の金を振り込んでほしい。確認後、返金する」などと述べ、約30万円をだまし取りました。
いずれのケースも、マネーロンダリングや詐欺事件に口座が使われていた事実はなく、特殊詐欺の電話でした。
県内では、このほかに今月13日から19日の間、警察官をかたった同様の特殊詐欺と疑われる電話が8件確認されています。
警察は逮捕状を見せたり、電話で現金の振り込みを要求することは絶対にないとして、不審な電話があった際は詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。
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