県は20日、来年4月から中学生の給食費を半額補助する方針について、市町村長への説明会を開きましたが、参加者からは延期を求める声などがあがり議論は平行線に終わりました。

県は来年4月から中学生の給食費を半額補助する方針を打ち出し、県内の学校給食費の完全無償化への一歩と位置付けています。

20日、市町村長への説明会が開かれ、小学生まで対象を拡大し全額補助を求める意見や、市町村の財政力で無償化の実施に差が出ると懸念の声があがり、議論は平行線に終わりました。

▽県市長会 松本哲治 副会長(浦添市長)
「『隣のまちでは実施されているのに、うちではできないんですか?』と、責任を負わされるのは市町村なんです。このような混乱と分断だけをもたらす政策を見切り発車すべきではないと思っています。勇気をもって実施を1年延長して、もう1度きちんと話し合うべきです」

一方、県は方針を変えず来年4月から中学生に限った補助の方針を崩していません。

説明会は今月27日にも開催される予定です。