■プロ野球 ヤクルト1x-0DeNA(25日・神宮)

ヤクルトは両チーム無得点で迎えた9回裏、丸山和郁が1死二塁からタイムリーを放ち、DeNAに劇的サヨナラ勝利。チームは92年・93年以来29年ぶり、球団史上2度目となるセ・リーグ2連覇を達成した。リーグ優勝は9度目で広島と中日の記録に並んだ。1年目の丸山(ドラフト2位)は、新人としてはプロ野球史上初のサヨナラ優勝決定打となった。

試合は両エースの好投で激しい投手戦となり、0-0で迎えた9回裏、先頭のオスナが内野安打で出塁すると、代走の塩見に交代。続く中村が送りバントを決め二塁へ進むと、途中出場の丸山がセンターへタイムリー2ベースを放ち、塩見が劇的サヨナラのホームを踏んだ。

昨年は横浜スタジアムで優勝を決めたが、今年は2015年以来の本拠地神宮での胴上げとなった。この日、先発の小川泰弘(32)は、6回107球を投げ2安打無失点の好投。15年の優勝時も小川が先発でサヨナラ勝利だった。7年ぶりの本拠地での胴上げとなった高津監督は7度宙に舞い、優勝監督インタビューで「気持ちの整理がついていない。チームのみんな、コーチのみんなを信用してやってきた」とファンを前に喜びのコメント。

今季は5月21日に巨人から首位を奪還して以降、一度も2位に転落することなく、6月は19勝4敗で驚異の月間勝率.826をマークし、交流戦も優勝。7月2日には史上最速のマジック53が点灯し、翌3日には今季最多の貯金「28」に到達し、球団記録となる14カード連続の勝ち越しを決めた。しかしその後、チーム内で多数の新型コロナ陽性者が出たことを受け、試合中止や7連敗などもあり失速。2位・DeNAと一時4ゲーム差まで縮まったが、マジック再点灯を経て、137試合目で2連覇を手にした。

この日、打線は6回までわずか1安打。7回は1死から中村、サンタナの連打、代打・青木の四球などで2死満塁と先制機を作ったが、山崎が一ゴロでチャンスを逃した。リリーフ陣は7回は石山泰稚が無失点で抑えると、8回は清水昇が2死三塁のピンチで牧を空振りの三振に仕留めた。9回はマクガフが3者凡退に抑え、無失点リレーでサヨナラ勝利につないだ。村上は4打数無安打、56号はお預けで打率は.322に。

チームは77勝57敗3分の貯金20で、今季は残り6試合。27日から阪神2連戦(神宮)、29日から広島2連戦(マツダ)、10月2日は阪神戦(甲子園)で3日に今季最終戦のDeNA戦(神宮)で締めくくる。