東京のアメリカ軍横田基地から有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFASを含んだ汚染水が流れ出た可能性がある問題で、防衛省などは基地に立ち入り検査を行いました。
記者
「横田基地です。国や自治体によるPFASの調査が行われています」
立ち入り検査では防衛省や外務省などに加え、東京都、横田基地周辺の自治体が同行し、汚染水が漏出したとされる区域を視察したほか、アメリカ軍側から直接説明を受けました。
PFASは泡の消火剤などに含まれ、アメリカ軍側は今年8月の豪雨によって横田基地の貯水池などからPFASを含んだ水およそ4万7000リットルが基地の外に流出した可能性が高いと明らかにしていました。
その後、付近の川で行われた調査では国の指針を下回っていましたが、周辺の自治体からの要請を受け、立ち入り検査について調整を続けていました。
今回の検査ではサンプル採取は行われませんでしたが、アメリカ軍側から今回の経緯の説明とともに、「今後しばらくは降雨が少ないことから、漏出のおそれは低い」と説明を受けたということです。
外務省によりますと、この問題で公式に基地に立ち入り、アメリカ側から説明を受けるのは初めてだということです。
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