愛媛県西条市内にある養鶏場で18日、死んだニワトリ11羽がみつかり、検査の結果、県内では今シーズン2例目となる「高病原性鳥インフルエンザ」と確認されました。

これを受け、県は19日午前9時から対策本部会議を開き、発生した養鶏場で飼育されているニワトリおよそ11万羽の殺処分を決めました。

県によりますと、今回、感染が確認された養鶏場は、今月10日に感染が確認された、西条市内の養鶏場に隣接しているということです。

愛媛県 中村知事
「可能な限りの早期収束に向けて、引き続きオール愛媛態勢で防疫措置に万全を期すようお願い申し上げます」

鳥インフルエンザの発生は、今シーズン全国14例目、県内では2例目ですが、1例目の養鶏場では17日、およそ23万羽の殺処分を終えたばかりで、今もニワトリの焼却や施設の消毒など、防疫措置が続いています。

なお、鳥インフルエンザは人には感染しないとされているものの、発生した養鶏場の半径10キロ圏内にある施設ではニワトリや卵の搬出や移動を制限しているほか、道路などでは消毒作業が行われています。