岩手県内の火山活動について協議する会議が盛岡市で開かれ、岩手山は「活動が活発で引き続き注意が必要」と評価されました。

19日の会議では火山活動や地質、防災の専門家などが岩手山、秋田駒ヶ岳、栗駒山について評価しました。
このうち、10月に噴火警戒レベルが1から2に引き上げられた岩手山は「活動が活発で引き続き注意が必要」と評価されました。
秋田駒ヶ岳は地震の発生回数が多いことから「引き続き注意が必要」、栗駒山は「平穏」と評価されました。
また19日午前中には栗駒山の火山ガスについて検討する専門部会も開かれました。
専門部会では、火山ガスの影響で断続的に通行止めとなっている登山道の須川コースについて、2024年実施した調査の「速やかに通過する場合はガスによる危険性は低い」とする結果が示されました。

県は来年、警告灯の設置などの登山道の整備を行った上で2026年に規制を撤廃する方針で、専門部会はこの方針を承認しました。