今年5月、東京・千代田区の靖国神社の石柱にスプレーで「トイレ」と落書きされた事件で、器物損壊などの罪に問われている中国籍の男に検察側は懲役1年を求刑しました。
中国籍の姜卓君被告(29)は今年5月、仲間2人と共謀し、靖国神社の境内入り口付近の石柱に赤いスプレーで「トイレ」と英語で落書きをしたなどとして、器物損壊と礼拝所不敬の罪に問われています。
この事件で、姜被告は落書きに使ったスプレーの購入役で、ほかに実行役と動画撮影役の男2人が指名手配されています。
これまでの裁判で姜被告は落書きした理由について、福島第一原発事故の処理水の海洋放出への抗議だと明かし、「海を守りたいと思った」と述べています。
検察側はきょうの裁判で、「被告人は犯行に必要不可欠な役割を積極的に果たした」と指摘。姜被告が説明した動機については、「あくまで建前で、核心は共犯者のSNSの動画投稿を復活させるためだった。酌むべき点はない」として、姜被告に懲役1年を求刑しました。
一方、弁護側は「道具を準備したに過ぎない」「起訴内容を認め、深く反省している」として、寛大な判決を求めました。
注目の記事
【ミセス】「モヤモヤ」する青春が今のキラキラを作った—Mrs. GREEN APPLE 藤澤涼架が母校を訪ねて語った「原点」 【前編】

日本初の定着を確認 メスだけで “クローン増殖” する特定外来生物の生息地が拡大中

自転車で直進したいのに…交差点の一番左が「左折レーン」 どう通行すればいい? 警察に聞く「2つの方法」

コメが倉庫の天井近くまで山積みに… 「コメが余って売れない」 「年明け以降は価格下がる」 国の政策に振り回されたコメ業界

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1着15万円のスーツで「SASUKE」完全制覇へ 愛媛銀行・宮岡良丞さん(32)、孤高の挑戦









