岩手県は18日、県央保健所管内の教育・保育施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。感染者は計44人で、いずれも重症者や入院した人はなく、症状の出た人は回復傾向にあるということです。

県によりますと、県央保健所管内の園児と職員の計170人が在籍する保育施設で、12月7日から17日にかけて、園児35人と職員9人の計44人に嘔吐や下痢などの症状がありました。検査の結果、症状のあった3人からノロウイルスが検出されたということです。
2024年度に岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は26件です。去年の同じ時期は25件でした。
県は感染予防へ十分な手洗いの他、嘔吐や下痢の症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。