国会ではきょうも、自民党の裏金問題をめぐり、政治倫理審査会が開かれました。実態解明につながる証言は出てきたのでしょうか?
きょう、衆参両院で開かれた政治倫理審査会。自民党の裏金問題にかかわった11人の議員が出席し、公開で弁明しました。
安倍派に所属していた柴山元文部科学大臣は、2014年ごろ、派閥の事務局からキックバックを収支報告書に記載しないよう指示があったことを明らかにしました。
自民党 柴山昌彦 元文科大臣
「平成26年(2014年)ごろに、清和研の事務局から秘書に対し『今後は寄付(キックバック)について収支報告書に計上しないので、貴事務所でも受領について同様の対応をとってほしい』、つまり、双方が計上しない形に従ってほしい旨の要請があったのです」
「法的に問題はない」との事務局の説明に、当初は不信感を抱いたということですが…
自民党 柴山昌彦 元文科大臣
「派閥の事務局がそのように自信満々に言うということは、幹部の方々がいろいろな議員の方々の状況を見ながら、そう判断をされたのかなということで、違法という確信はなかったので、それに従ってしまった」
同じく安倍派の関芳弘衆院議員は、2022年の春ごろ、当時、派閥会長だった安倍元総理にキックバックに法的な問題があるなら「運用は改めるべきではないか」と提案したことを証言しました。
自民党 関芳弘 衆院議員
「安倍会長からも『賛同します』と、また『他の人からも聞いていますよ』というお話を頂いた」
しかし、安倍元総理が中止を決めた後に再開した経緯は明らかになりません。
安倍派「5人衆」の一人で、中核メンバーだった萩生田元政調会長は「関与する立場にも、知りうる立場にもなかった」と、意思決定への関与を否定しました。
自民党 萩生田光一 元政調会長
「清和会の政治資金パーティーの運営や収入の取り扱い、会計処理等について、私が関与する立場にも、知りうる立場にも、また他の会員に伝える立場にもなかった。還付をやめる、再開するなどの協議には一切関わっておりません」
連立を組む公明党から、政倫審への出席で「禊ぎが済んだと思うか」と問われた萩生田氏。こう、答えました。
自民党 萩生田光一 元政調会長
「これをもって禊ぎが終わったとかということを私が決めることじゃないと思っています」
裏金をめぐる意思決定は依然として不明なまま、政倫審はあと1日を残すだけとなりました。
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