地域の伝統産業だった養蚕の歴史を伝える取り組みです。
花巻市の大迫高校で、生徒が繭細工に挑戦しました。
完成した繭でできたコサージュは、2025年3月に卒業する3年生に贈られます。

大迫高校では、かつて地域の暮らしを支えていた養蚕について知ってもらおうと、2023年から生徒たちが繭細工に挑戦しています。
繭を材料につくるのは、花巻市の花でもあるハヤチネウスユキソウのコサージュです。
18日は盛岡市で繭人形の工房を開く松本祐子さんが講師として招かれ、1、2先生の生徒36人が緊張した面持ちで繭にはさみを入れていました。
作業を初めて1時間ほどで可憐な花のコサージュが完成です。
(生徒は)
「初めての繭細工の体験でしたけど、自分たちのオリジナルのウスユキソウが作れたので良かったと思います」

「細かく切るところが難しかったです」
「いっしょうけんめい作ったので(卒業生が)喜んでくれるとうれしいです」
完成したコサージュは2025年3月に卒業する3年生に贈られ、卒業式で付けるということです。