支援を続ける女性

このバリアフリー演劇を支援しているのは福岡市の権藤説子さんです。
3年前から劇団の基金に寄付しています。
税理士として働いてきた権藤さんは、4年前に初めて出会ったバリアフリー演劇に感動しバリアフリー演劇を広めるため、一線から身を引いた今も寄付を続けています。
きっかけはおい ”周囲との壁をなくしたい”

権藤さんのおいの深川勇成さん。
生まれた直後の酸素不足が原因で脳性まひになりました。
演劇や詩吟が好きだった権藤さんは、舞台芸術を通じて勇成さんと周囲の人との壁を無くせないかと考えたと言います。
権藤説子さん「社会福祉とか障害ということに対して理解する人が増えていくかと思ったら、芸術を一緒にすることがそれに近くなると思った」
母・世都子さんは周囲の目が気になって、以前は観客が集まるような場所に勇成さんを連れて行きにくかったということです。

勇成さんの母 深川世都子さん「音とかに敏感な子なので長い時間居ることができなかったんです。でもお姉さんがバリアフリー演劇を見に連れて行ってくれて、結構楽しめてきて、皆さんが拍手をするときは一緒に拍手をしたり」
RKB 金子壮太 記者「日曜日も見に行きますか?」
深川勇成さん「はい」
金子壮太 記者「楽しみですか?」深川勇成さん「はい」