岡山理科大学が研究を続ける、陸上での海水魚の養殖を可能にする「好適環境水」を使って高校生が育てた「メバル」がきのう(16日)、初出荷されました。出荷前には、さしみの試食も行われました。

(高校生)
「すごくおいしいっす。噛めば噛むほど味が出て」
「本当にこれおいしい。マジで。ぷりぷりしとるし、臭みがない。好適環境水すごい」

東岡山工業高校化学研究部の部員が岡山理科大学の協力を得て、育てた「メバル」です。

真水に微量のナトリウムやカリウムなどを混ぜることで海の魚も養殖できる特殊な水=「好適環境水」で1年半かけて育てました。きのう(16日)、岡山県総社市の魚料理店に初めて出荷されました。

(東岡山工業高校・化学研究部 横倉寛大部長)
「苦労したことは、飼育管理や水質分析など日々の管理が特に大変でした」