2024年も残すところ2週間余りです。
岩手県宮古市では年末恒例の「お飾り市」に向けた縁起物の「お飾り」作りがピークを迎えています。

「お飾り」は和紙に七福神や宝船などの図柄が描かれた宮古地域の縁起物です。
各家庭では年末の大安に神棚の「お飾り」を新しいものに貼り替える風習があります。
宮古市熊野町の松下信子さんのお宅では、恵比寿大黒や宝船など縁起の良い図柄が鮮やかに色付けされています。
60年以上お飾り作りを行っている松下さんは、娘の和子さんとともにおよそ600枚を製作する予定です。
(松下信子さん)
「(来年は)事件や事故やら、そんなのがたくさんないように平和に静かに落ち着いて生活できるような気がします」

この「お飾り」は27日から宮古市魚菜市場で開かれるお飾り市で販売されます。