敬老の日にちなんで元気な高齢者をシリーズでお伝えしています。

今回は75歳から手まりづくりを始め、出会った人たちに贈る103歳の女性です。


色鮮やかな手まり。作ったのは甲府市の加藤サダジさん。大正8年8月2日生まれの103歳です。


加藤サダジさん:
模様はいろいろあるここにあるように12、3種類は覚えている。


どれにしようかなと頭の中に入っている。作る時から。


土台に糸を何重にも巻いて球を作り針と糸で模様を描いていく手まり。


難しい糸通しもこのようにスムーズです。

決して手を抜きません。

加藤サダジさん:
これを作るのにもちゃんと寸法を図っていい加減じゃないよ。ものさしでちゃんと測ってみんなつくるだ。


しっかり長さを確認しながら指先を細かく動かし模様を作り出します。


加藤サダジさん:
75歳から始めた。こういうものが一番面白い。あとは何もねえ。こういうものがあるから生きがいになる。


加藤さんは75歳の時に体験会で手まり作りを知り、これまでに数千個を完成させました。作った作品は全てプレゼントしています。


加藤サダジさん:
今までに何千個あげたかね。もらってくれた人が喜んでくれたらそれが一番いい。


どれでも一つ持っていけし。記念に。来た方にはやりてえじゃん。


おもてなしの精神に溢れています。

息子・政彦さん(77):
本当に元気です。ありがたいほど元気。頑張っているから元気でいられるのでは。


加藤サダジさん:
歯を入れてきました。


今も自分で歩き身支度も自分でする加藤さん。


加藤サダジさん:
病気も何にもしないだよ。やーじゃんね。
みんなが『よく足が痛くならないね』というけれどそういうのもないだよ。困る困る。


手まりとジョークで周りの心を和ませる、103歳の素敵なおばあちゃんです。


Q:目標はありますか?

加藤サダジさん:
そんなものありっこねーじゃんけ。
おじいさんが早く迎えに来てくれるのを望んで待っています。