いわゆる年収「103万円の壁」の見直しをめぐって自民・公明と国民民主の3党が協議をおこない、与党側は123万円に引き上げる案を提示しました。
3党の税制調査会長らが、きのう、5回目の協議をおこない、来年度税制改正の焦点の「103万円の壁」の見直しで、与党側は123万円に引き上げる案を示しました。来年からの適用を目指すということです。
178万円への引き上げを求める国民民主党の古川税調会長は「話にならない」として受け入れない考えを示しています。
与党案は所得税の▼基礎控除と▼給与所得控除の最低額を10万円ずつ引き上げ、「壁」を20万円分、動かすものです。
専門家の試算では基礎控除の引き上げは5000億円程度の減税になりますが、給与所得控除の最低額の引き上げは対象が年収190万円以下の人に限られるため、減税効果はきわめて限定的。
結局、与党案ではあわせて5000億円の減税にとどまり、国民民主党が目指している4兆円弱の減税とは大きな溝があります。
3党は来週火曜に再び協議する予定で、この溝をどう埋めるかが焦点です。
注目の記事
党4役が辞意表明も石破総理は"想定内"? “総裁選の前倒し”迫るも…「やるもやらぬも茨の道」 自民党が向かう先とは【edge23】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

“ママアスリート”の先駆者・寺田明日香選手 葛藤と挑戦の日々【報道特集】

「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山

年金の「強引徴収」で経営危機に陥る運送会社...20人以上の運転手解雇 『社員が横領』犯罪被害で厚生年金の猶予を申請...年金事務所は「猶予する理由がない」原因は職員の"勉強不足"か

なぜ“懲役8年”なのか…時速194キロ死亡事故 「その数字が頭の中をぐるぐる」遺族の静かな怒りと控訴審への思い
