行方不明の家族を探し病院へ

増尾記者:
ここはダマスカス市内の病院です。私の後ろに見えるのは、遺体を安置する部屋です。ここには、アサド政権崩壊後に様々な場所で見つかった遺体が多く集まっています。
遺体のなかには、サイドナヤ刑務所に収監されていたものも含まれるということです。
連日この場所には、行方の分からなくなった家族がいないか、市民の方々が押し寄せて確認していますが、その遺体の状況を見て泣き叫ぶ人の姿も多くあります。
私も遺体を見ましたが、皮膚の一部がえぐられているような痕や、顔や体にあざのような赤く変色した遺体もありました。
さらに法医学者によると、首や手首にはロープで結ばれていたような痕が残っている遺体や、銃が撃ち込まれたような痕がある遺体もあったということで、拷問や処刑があった可能性を指摘していました。
シリアでは今も、アサド体制に批判的だった人を中心に極めて多くの市民の行方が分かっておらず、今後、遺体となって見つかる人が激増する可能性も指摘されています。














