一部区間が不通となっているJR肥薩線の復旧に向け、熊本県がJR九州に求められていた「利用者を増やすための具体策」を示しました。

2020年7月の豪雨で被災し一部区間が不通となっているJR肥薩線。国と県が求めていた鉄道での復旧をJR九州は今年4月、熊本県の八代・人吉間に限り基本合意しました。
ただ、赤字路線のためJR九州は県などに日常利用を増やすための具体的な施策を検討するよう求めていました。

きょう(13日)非公開で開かれた会議で県はその施策として、
・人吉駅周辺の整備
・住民に対する運賃の助成
・新八代駅やくま川鉄道との直通運転化など
20項目を示しました。

これに対してJR九州は各施策の費用を示すよう課題を指摘した上で、復旧する区間の全ての駅を整備するか議論する必要があるとしました。
県は今年度中にJR九州との最終合意を目指しています。














