クリスマスや正月飾りで人気の「ハボタン」の収穫が青森県八戸市で始まりました。先週からの冷え込みが強まるにつれて、「冬の花」は色づきが良くなっています。

八戸市尻内町の市農業経営振興センターのハウスで、華やかな彩りを見せる赤と白のハボタン。

ハウス2棟、約200平方メートルの敷地ではあわせて10種類4000株のハボタンが栽培されています。

クリスマスや正月飾りで人気のハボタンは、「冬の花」とも呼ばれ、気温が10度以下になると色づきが進むため、収穫と出荷は12月上旬から始まりました。

県内は、先週から冷え込みで強まったため、例年と同じく2024年の出来も上々です。

八戸市農業経営振興センター 西澤 団 技師
「ハボタンはクリスマスとお正月、2回にわたって需要があるので、それぞれ品種をわけて出荷していました。人と集まる機会が多くなると思うので、そのときにアレンジメントや花瓶に入れて飾ってもらえれば」

ただハボタンは氷点下になると凍ってしまい、葉に影響が出るため、施設では夜間に不織布をかけるほか収穫後に茎を磨く手間をかけ、見栄えを良くしています。

ハボタンの収穫・出荷は12月末まで続く見込みです。