岩手県警は13日、鑑識を専門としない警察官の技術向上を目的とした現場鑑識競技会を開催しました。全国的に問題となっている闇バイト事件の下見を想定した競技が行われました。

競技会には県内15の警察署から45人が出場しました。
今回は闇バイトの強盗事件の下見として、外壁修理の業者を装った不審な男が住宅を訪問した想定で行われました。
競技会では現場の状況を把握する技術をはじめ、鑑識の手順や指紋などの正確な採取が審査されました。
参加した警察官は、男が住宅に残していった空き缶などから特定につながる指紋やDNAを迅速に採取していました。

(紫波警察署 前川颯雅巡査)
「重要な手がかりになるものですので、迅速に採取しながら1つでも多くの資料を採取できるようにこれからも尽力していきたいと思います」

(紫波警察署 植田一茂巡査部長)
「犯人が絶対に証拠を残しているんだということで、諦めない現場を一生懸命やりたいと思います」

出場者は真剣な表情で競技に取り組んでいました。