公文書を自宅に持ち帰るなどした疑いで、愛媛県警が12日までに、女性の警察職員を書類送検していたことがわかりました。

公用文書等毀棄の疑いで書類送検されたのは、警察職員の女性主事です。

県警監察官室によりますと、女性主事は今年3月頃までのおよそ2年間、公文書や他の職員の私用文書を複数回にわたって自宅に持ち帰ったり、段ボールに入れ職場に放置したりした疑いがもたれています。

文書の数はおよそ90点で、捜査に関するものや一般市民の情報は含まれておらず、すべて回収されたということです。

調べに対し、女性主事は「文書の整理を後回しにしたことで整理が充分にしきれなかった」と容疑を認めているということで、県警は女性主事を先月28日に所属長訓戒の処分にしています。

県警監察官室は、プライバシーなどを理由に女性主事の所属などを明らかにしておらず「指導教養を徹底し、再発防止に努めて参りたい」とコメントしています。