在来線の一部の列車で台車枠にひびが入っているのが見つかった問題で、JR東日本は11日、調査の結果47編成・64両にひびが見つかったことを明らかにしました。

この問題は11月、東北本線や仙山線などで運用しているE721系の一部車両の台車枠に最大110ミリのひびが見つかったものです。JR東日本によりますと、11月19日から12月11日まで同じ系統の49編成・98両を調査したところ47編成・64両におよそ3ミリから110ミリのひびが見つかったということです。

このうち11月4日に110ミリのひびが見つかった編成は、運用を停止したまま台車枠を交換します。それ以外の編成についてはひびを溶接して修繕し順次運用を再開しているということです。運用再開後はトラブルは確認されていません。

ひびが見つかったのはいずれも台車先端部の同じ箇所ということでJR東日本は台車の製造メーカーと連携し原因究明や再発防止に取り組むとしています。