以前イブニングニュースでお伝えした「闘う医学生」。香川大学医学部に通う、プロキックボクサーの切詰大貴選手です。今月(12月)8日、東京で王座決定戦に臨み、日本チャンピオンの座を掴み取りました。

おととしプロデビューしてから6戦6勝と無敗でここまで駆けあがってきた切詰選手です。対するのは、元・スーパーライト級王者のマサ佐藤選手です。

序盤から積極的に前に出てくる相手に対して、切詰選手は的確なストレートやボディを打ち込んでいき、試合の流れを掴みます。

切詰選手が優位で進み、迎えた最終第5ラウンド。巻き返しを図る相手の打ち合いに応じてヒットを重ねますが、タフな相手を仕留めきれず結果は判定に…。

長い手足をいかしてヒットを重ねた切詰選手が3-0で勝利。INNOVATIONスーパーライト級の新チャンピオンの座を掴み取りました。

(切詰大貴選手)
「INNOVATIONのチャンピオンを獲ることができたので、ほかの団体に強い人がいっぱいいると思うので、戦わせてください、もっと強くなります」

切詰選手は、来年3月、高松市の香川県立アリーナで開催される「RIZIN」の出場を次の目標にしたいとしています。