人の移動が活発になる年末年始を前に、山口県山口市で10日、バスの安全総点検がありました。



中国運輸局の係員がJRバス中国・山口支店を訪れ、立ち入り点検をしました。

適切な運行計画が作成できているかといった業務員の教育のほか、ドアの開閉がスムーズか、タイヤの空気圧は正常かなど、バスの整備について確認しました。



バスの整備は毎日、運行前と中間、運行後の3回、およそ100項目について異常はないか確認されてます。

9日、岡山県真庭市で、防長観光バスの大型観光バスが横転し、乗員乗客45人のうち11人が重軽傷を負う事故がありました。

バスは乗車人数が多いことから、重大事故につながりかねません。

中国運輸局 藤井利佳 山口運輸支局長
「きのうの事故はまだ調査中だが、より安全な形で運行できる体制を日頃より作ってもらうことが非常に大切だと思う。冬用タイヤの取り付け後の車輪の脱落事故も多く発生する時期で、そういったことを点検した」

安全総点検は来月10日まで、バスやタクシーなど14の事業所で行われる予定です。