今年も残すところ20日あまりとなりました。
正月に縁起物として飾られる「松」と「千両」のセリが山口県周南市で開かれました。
徳山花市場では正月向けの「松」と「千両」を集中してセリにかける「松市・千両市」がありました。

松は、千年という長寿の木で不老長寿の象徴。
千両は「裕福」、「利益」という花言葉から富と財産の象徴とされそれぞれ正月の縁起物として飾られています。
セリには、県内の花屋などおよそ50人が参加し威勢のよいかけ声が飛び交うなか次々と競り落としていました。
今年は、猛暑で千両の赤い実がつくのが遅れ、心配されましたが例年よりも多くの実がついたそうです。
徳山花市場 出田裕之社長
「世代も代わりだんだんとちょっと飾る機会が少なくなってきています。そういったなかで今一度ですね文化や風習というのを守るためにもしっかりとした商品を集めていきみなさんに提供したいと思っております」

年末の風物詩、「松市・千両市」が終わると年末年始の準備も進みはじめます。
競り落とされた「松」と「千両」は今月20日ごろから店頭に並べられるそうです。